僕の部活動指導案

「生徒がついてこない」「みんな向かってる方向が違う」それは指導者に原因があります。カジが提唱する全く新しい指導法!困っているあなたはぜひ自分の指導法と比べてみてください。

第1章 今までの部活動、これからの部活動②

はいこんにちは、カジ先生です。

 

 

前回は僕が掲げる

「全ての練習を自主練習で完了させる」

という謎理論について説明しました。

 

 

ざっくりあらすじを説明すると

  • 外発的動機づけより内発的動機づけの方が効果が高い
  • だから内発的動機づけを最大限に生かした練習をしたい

というものでした。(そうだったっけ?笑)

 

 

まだ見てない!という方は、今回の話の前提となる部分ですので内発的動機づけと外発的動機づけの部分だけでも読んでおいてください。(最後の方です)

第1章 今までの部活動、これからの部活動①

 

 

さて今日はそれを踏まえて今までの指導法と僕が理想とする指導法を比較していきたいと思います。

 

 

比較するのは、僕が高校の時の部活の大まかなスケジュールと、今の僕が考える理想の練習スケジュールです。

 

 

これは僕が在籍していた部活の1日の練習スケジュールなんですが、他の部活も似たようなスケジュールだったと聞いていたので僕のを載せることにしました。

 

  • 6:30起床
  • 8:00~8:40朝練
  • 9:00~15:30学校
  • 16:00~19:00部活
  • 解散

という流れでした。

 

 

また部活の時間の中でも準備体操をやってから、走り込みをし、メインの練習に入り、筋トレをし、、、

 

とこんな感じに時間割がきまっていました。

  

もちろん練習メニューは監督が決め、毎日同じような練習ばかり。

 

実際同じような内容の練習メニューに飽き飽きしていましたし、やりたいことをやれずにやらされている練習という感覚がどうしても抜け切らなかったため、自分で考えるというよりあまりやりたくない作業をこなしているという感じでした。

 

おそらくこんな感じの練習メニューを、全国の指導者さんたちは何の考えもなく集団に課していると思います。はい。

 

 

 

それに対し、以下が僕が掲げる新しいスケジュールです。

 

  • 6:30 起床
  • 8:00~8:30 自主練
  • 9:00~15:30 学校
  • 16:00~17:00 全体練習
  • それ以降フリー

 

です。

 

 

そうです。自主練ばっかです。全体練習に至っては1時間しかありません。

※ちなみに朝の自主練は筋トレ中心です。

 

 

なぜ僕がこのような「自主練習ばっかりの練習」を勧めるのか。その理由をみなさんはもうお分かりですよね。

 

 

そう、「内発的動機づけを最大限に生かした練習=自主練習だから」です。(内発的!!!!)

 

 

ただ、上記の「内発的動機づけを最大限に生かした練習=自主練習」を実行するには最低限のルールがあります。それは

 

  1. 他人に言われたり、他人に見られているから始めた自主練習では無い
  2. 本当にその課題を解決したいと自分が思っている

 

です。

 

 

つまり「本当にやりたいことを、自分がやりたい時にやる」ということなんや。

(これは筋力トレーニングにも当てはまります

 

 

逆に言ってしまえば、上の2つに当てはまらない自主練習全くもって無意味ということになるので早く帰って体を休ませましょう。

 

 

また自主練習はこの「早く帰れる」という点においてもとても優秀です。練習は、決まった時間にならないと帰れないし、監督より早く帰るのも気がひけるというデメリットがあります。

 

 

早く帰れることによって内発的に他の活動ができたり、内発的に体を休めたりできるのでいいことづくめです。はい。

 

今までの文章を要約すると

 

 

 

自主練習

  • 本当にやりたいことを、自分がやりたい時にやれる(内発的)
  • やりたいことがなかったら、もしくは早く終わったら早く帰れる

 

 

練習は

  • 自分のやりたいことを練習できない
  • 余った時間を自分の時間に当てることができない

 

ということなんです。

 

 

ただ、自主練習ばかりになってしまうと早く帰る生徒が増えて練習したい生徒が練習できなくなったり、生徒のやる気がなくなったりするのでは無いか

という意見があると思います。

 

 

そういう時のために「指導者という人間がいる」ということを次回、第1章のまとめに掲載する予定です。ぜひ楽しみにしていてください。

 

 

あ、ちなみに「全体練習がそんなに短かったら、みんなで練習したいことを練習する時間がないじゃないか!!!」という意見もあると思います。

 

それについても、また次回掲載します。

 

 

ということで僕が掲げる「理想の練習スケジュール」の説明は以上になります。

 

 

さて次回は「第1章 今までの部活動、これからの部活動」編のまとめと、「生徒を内発的に活動させるための教師であるということを忘れるな!!」というテーマにさせていただきます。どうぞお楽しみに。

 

 

see you again

 

 

 

 

 

 

 

第1章 今までの部活動、これからの部活動①

こんにちは、カジです。

 

某国立大学に通い始めておよそ1年。およそ85%の日数を部活動に費やしました。

 

それなりに強くなったと実感しておりますが、まだまだと自負もしております。

 

 

 

 

 

今日のテーマは「今までの部活動、これからの部活動」

 

今までは、今日やるメニューを先生(指導者)が決め、それを淡々と生徒がこなす、いわゆる「作業」になっていたと思います。ここまではみなさん納得がいくと思います。

 

そして、僕が考える「これからの部活動」

 

まず結論から書きます。

 

その結論とは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「全ての練習を自主練習で完了させる」

 

というものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

この理論に科学的な証拠を持っているわけではありません。ですが、小学校から大学生まで同じ競技を続けてきた経験で見つけたものです。

 

多分、今この画面を見ているほとんどの人が「は?」と思っていると思います。

 

 

 

 

 

 

 

「てことはやりたくないときはやらなくていいってことじゃん」

 

はい。そういうことです。

 

 

 

 「そんなんで強くなれるわけないじゃん」

 

いいえ。強くなります。




アドラー心理学を踏まえた僕が提唱する指導法を学べば、うまくいく確率がグンと上がります。

 

 

 

 

 

 

 

まず、なぜこんなことを僕が言えるのか。

 

いや、僕だから言えます。

 

大学でも学ぶ最低限の科学的根拠を持って説明したいと思います。

 

 

 

その根拠は「内発的動機づけ」と「外発的動機づけ」にあります。

 

 

 

内発的動機づけとは簡単に説明すると「満足するため」ということです。他人からは何ももらえないけれど、優越感や満足感のために努力する、つまり「これをやりたい!!!」って欲望するということですね。

 

 

 

 

逆に、外発的動機づけとは「何かをもらうため」ということです。

 

もしこの説明で分からなかったら、ぜひググってください。たくさん記事が出てきます。

 

 

 

実際に内発的動機づけと外発的動機づけに関する実験も多く行われています。

 

(ここでは省略しますが、「内発的動機づけ」と検索すればたくさんの学術記事が出てきます。)

 

 

 

 

一見同じに見えるこの2つを比べると「内発的動機づけ」の方が「外発的動機づけ」よりも効果が高いという性質があるんです。

 

 

へえ〜〜〜。なるほど〜〜〜。そうだったのか。

 

 

下手な指導者がつまづく第一関門はここです。

 

 

納得するだけで、自分の指導はどうなのか考えようとしない。

 

次に進むための一歩は

「ん?今までの部活動って、ほとんどが外発的動機づけじゃないか?」

 

と考えることです。

 

 

 

はい、それでは、、、としたいところですが、疲れたので①はここでおしまい。

 

 

 

 

次回は、今までの部活動とこれからの部活動の具体的な違いについて書きます。

 

see you again